最近、本を読む機会が減ったと感じています。今は何でもインターネットで調べることができます。しかし、インターネットは情報を得る場で、情報は断片化された知識であり1年もしないうちに古くなってしまいます。精神科医で作家の樺沢紫苑(かばさわ しおん)さんは、「知識を身に付けることで、自己成長を加速させ、現実を変えていくことが可能となる。知識を得るためには読書が効率的かつ有効である。」と述べています。樺沢さんの著書に「読んだら忘れない読書術」があり、次のことが書かれています。
本は汚してよい。「気付き」や「疑問点」にマーカーを引き、メモを書き込む。本の内容を要約して感想を誰かとシェアする。最初のインプットから、7~10日以内に3、4回アウトプットすると効果的。
待ち時間や通学通勤時間等の10~15分程度の時間を活用する。一定の時間を区切って読書をすると、高い集中力を維持できる。
全体を大きく把握して、この本から何を得るのかというゴールと読み方を決める。
知りたい部分を先に読んでしまう。最初の5分間は記憶に残りやすいので、結論を先に読むと効率的。目次から結論や要点に当たりをつける。
自分の実力より少し難しいものを読む方が、学びが最大化される。優しすぎず、難しすぎない内容のものを選ぶとよい。
買った直後からすぐに読み始めて一気に読む。 最近は声優の方が読まれた本を聴く「Audible(オーディブル)」などの新しい読書の方法が提案されています。本は自分の想像を超えた世界を提供してくれる最高のエンターテイメントでもあります。さぁ、夏休み! 読書にも挑戦しましょう!
生徒たちは高等部での生活にもすっかり慣れ、笑顔が増え、好きな授業ができたり、部活動をしたり、それぞれ学校生活を楽しめるようになってきています。また、HRでは、学年レクリエーションや編入生の歓迎会をして盛り上がったり、総合的な探究の時間では、六つ星祭に向けた話し合い活動を行ったりしています。全員のアイディアを結集し、皆さんに楽しんでもらえる模擬店にしたいと思っていますのでお楽しみに! (文責:櫻井)
クラス替えがありましたが、昨年度と雰囲気は変わらず、今年も明るい2年生です。先日の総合的な探究の時間とHRでは、修学旅行で訪れるUSJで乗りたい乗り物をワイワイと調べていました。文化祭では各自の意見を上手に盛り込んだ内容(展示)に決まり、すでに盛り上がっています。乞う御期待!(文責:佐々木)
高等部3年生は、それぞれが希望する進路の実現に向けて、日々準備に励んでいます。長期間、学校を離れる場面もありますが、戻ってくると、生徒同士で声をかけ合ったり、お互いの様子を聞き合ったりする姿が見られ、仲間とのつながりを感じています。それぞれの選択がこれからの未来を形づくっていきます。進路に向かって歩む一歩一歩が、確かな成長につながっていることを実感する日々です。(文責:中山)
6月18日に職業講話が行われました。講師は本校卒業生で開業をされている方です。開業し、事業が軌道に乗るまでの苦楽の道のり、開業するにあたっての経費や営業方法など視覚障害者で開業している方ならではの具体的方策を聞くことができました。生徒も実際に開業している先生の話に引き込まれている様子で、活発な意見交換がみられました。社会人として成功するためには、「自立心」、「責任感」、「主体性」の3つの要素が不可欠であると講話を聴く中で感じました。
7月には、専攻科2年の行事として施術所見学を行いました。院長は本校卒業生の方です。生徒との質疑応答の中で、開業に向けての準備の仕方や経営の工夫について説明を呈根にされていました。最後に施術体験として、先生が日頃施術されている内容の一部を各生徒に実演していただき現場の一端を垣間見る機会を得ることができました。
それぞれの講話や見学から得られたことを、今後に生かしてほしいと思います。 (文責:伊藤光)
今年度の寄宿舎は、新入舎生9名を迎え、総勢29名で生活しています。4月14日(月)に入舎式を行い、5月7日(水)には新入舎生歓迎会を実施しました。自治活動の中心を担う舎友会運営委員の選出も行い、4名が運営委員として、寄宿舎生活が充実するよう中心となって活動しています。 寄宿舎では、余暇時間に自由に多目的ホールに集まり、様々な活動を楽しんでいます。ピアノやギター、カラオケで歌ったり、ホワイトボードに絵を描いたり、テレビゲームやジェンガ、ウノをしたりと、職員や舎監も一緒に楽しんでいます。今年度から図書室と連携して新設された図書コーナーも活用し、読書の時間を大切にしています。また、新たに導入されたマンカラというテーブルゲームがブームになりつつあります。寄宿舎ならではの学年やクラスを超えた交流を通じて、舎生同士の絆を深め、充実した寄宿舎生活を送ってほしいと思います。(文責:荻野)