令和6年度第3号では、普通科、専攻科の科主任から皆様へのメッセージをお届けします。
「成長」
普通科主任 主幹教諭 橋本 修
人は日々成長しています。成長の幅は人それぞれですが、あなたなら、どのようなことを成長と捉えるでしょうか。例えば、できなかったことができるようになった、とか、これまで気付かなかったことに気付いたり、何かを発見したり、感動があったり、自分とは異なる考えや意見に出会ったり、学んだりすることかもしれません。また、心の成長を指すこともあるかと思います。
それでは、自分の成長を感じるときとは、どのようなときでしょうか。意外と自分の成長には気が付かないのではないかと思い、自分の成長に気付く方法を調べてみました。
例えば、寝る前に心身をリラックスした状態にして、今日一日のことをシンプルに「振り返り」思い出すという方法です。嬉しかったこと、楽しかったこと、いいなと思ったこと、好きなこと、興味をもったことなどに焦点を当てます。
そして、「昨日の自分」と「今日の自分」を思い出し、「昨日はこうだったけど、今日はこうしてみた、こんなことができた、明日はこうしてみようかな」ということを振り返ります。
これを続けると、「昨日と今日と明日の自分」の違いが少しずつ分かり、その違いを認識することである日、成長していると感じることができるそうです。
自分の成長を感じられれば、それが力となり、自信に繋がるかもしれません。自分の成長を感じ受け止め、明日という未来を明るい一日にしていきましょう。
「話し上手は聞き上手」
専攻科主任 主幹教諭 伊藤 光泰
「会話に自信がない」と言う人は少なからずいると思います。会話には何を話せばよいのか分からない、気の利いたことが言えないなどがあるのではないでしょうか。私が研修会などを通して学んだことは、「話し上手は聞き上手」ということです。言い換えれば「会話上手」=「話し上手」ではありません。相手の話にじっくり耳を傾けなければ、相手が何を話したいのか理解できないからです。つまり話のうまい人は「聞き上手」な人だということです。
人は自分のことを話す機会があるとうれしいし、相手が自分に興味を示してくれるのがうれしいものです。そこでのポイントは、自分ではなく、相手が興味をもつテーマが何なのかを把握することです。よいコミュニケーションのための会話の基本は「聞くこと」のほうにあるそうです。自分のことばかり話していたら、そこから学ぶことは何もありません。これを忘れずにいれば、コミュニケーションを通じて色々な考え方を吸収し、多くの気づきが得られると思います。