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昴 第9号 令和5年12月22日

冬の到来
副校長 西村 みゆき
 日本の四季を気象庁の分類では、「春」は3月から5月まで、「夏」は6月から8月まで、「秋」は9月から11月、そして、「冬」を12月から2月までとしています。12月は「冬」の始まり。そして、22日は二十四節季の「冬至(冬に至ると書きます)」です。「冬至」は、1年のなかで最も昼の時間が短く、夜の時間が最も長い日です。夜の時間が長くなると、気温も下がります。最寄り駅から自宅までの帰り道、冷たく澄んだ空気の中、明るく光る月がとても美しく輝いて見えます。ようやく、「冬」らしい日が多くなってきたと感じます。
 さて、生徒の皆さんにとって、今年はどんな1年だったでしょうか。全国的に感染症に対する規制や制限が緩和されたこともあり、旅行やお祭り、コンサート等を楽しんだ方も多かったのではと思います。学校でも段階的に行事の再開をすすめ、六ツ星祭では卒業生やその御家族をお招きすることができたり、また、3年生は鎌倉への修学旅行、普通科1・2年生は泊を伴う移動教室に出かけたりしました。専攻科3年生は昨年同様、原村校外臨床実習を実施し、地域の皆様の御協力もあり、しっかりとした施術力を培うことができました。校内・校外での活動をとおして、生徒たちは様々な人たちとの出会い、豊かな体験と確かな学びを得ることができたと思います。専攻科3年生は2月に実施される国家試験に向けてラストスパートです。また、普通科3年生も希望の進路実現に向けて大いに力を発揮してください。
 いよいよ、冬休みです。年末年始と楽しいイベントが続き、外出する機会も増えると思います。一方、東京都では10代・20代の方のインフルエンザ罹患者数が増加しているようです。長期休業期間中は、生活リズムが崩れがちです。不規則な生活は免疫力の低下を招きます。しっかりと食事や睡眠をとって、病原ウイルスや細菌の感染を防ぐためにも、手洗い・うがいなど基本的な感染症対策を行いましょう。
 地域の皆様、保護者の皆様におかれましては、今年も本校への温かい御支援をいただき、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。

<普通科>
 11月14日~18日まで、2名の生徒が多文化共生海外派遣研修に参加し、フランスのパリで様々な研修を行いました。研修の様子をインタビューしました。3つずつ教えてくれました。
(1)印象に残った場所 : パンテオン(地下納骨堂にルイ・ブライユが眠る)、ラ・フォンテーヌ校(交流を行った学校)、ホテル
(2)印象に残った研修 : ラ・フォンテーヌ校の生徒とブラインドサッカーをしたこと。INSEP(国立スポーツ体育研究所)の広さと、いろいろな種目の選手が練習している様子を見たこと。美術館の見学(ケ・ブランリ美術館)。
(3)一番学びになった事 : フランス語がしゃべれなくても、身振り手振りで伝わること(2人共通)。日本にもフランスの外観に似せているところがあるが、本場のパリは 石畳や、石造りなどヨーロッパならではの美しさがあること。パリは意外と狭いということ。
 参加した生徒は様々なことを吸収できました。今後の学校生活に生かしてほしいと思います。
文責:粕谷

<専攻科>
 1学年では、あん摩施術において各部位に応じた施術の術式・経路を終え、12月に入ってからは、施術部位を少しずつ広げて施術に対する持久力を身に付けられるように授業をすすめています。
 2学年では、後期から始まった校内臨床実習も2カ月たち、患者様への対応に少しずつ慣れてきました。施術中の立ち位置や患者様に対する声掛けなどを考えていくことで、全身のあん摩施術を安全に行えるようにすすめています。
 3学年は、11月14日(火)から11月17日(金)まで、原村校外臨床実習を実施し、15日には47名、16日には51名、合計98名の施術を行うことができました。生徒は実習中体調を崩すこともなく、1日5名ずつ施術を行い、体力に自信がついたのではと思います。
 また、11月29日(水)から12月1日(金)まで3学年対象に後期中間試験を実施し、国家試験に向けての準備をすすめています。
 12月26日(火)からは冬季休業日になりますが、健康に留意し施術技術の向上に努めてほしいと思います。今年も専攻科への御理解・御協力ありがとうございました。
 来年もよろしくお願いいたします。
文責:尾﨑

<保健給食部>  
 11月17日(金)に給食試食会を4年ぶりに開催いたしました。2名の保護者の方に御参加いただきました。御参加いただいた保護者の皆様ありがとうございました。本校の給食・寄宿舎食について簡単に紹介いたします。
 本校の給食・寄宿舎食は、素材のよく見える手作り調理を心掛け、カレーのルゥやデザート類も手作りしています。食材は国内生産品の使用に最大限努め、果物は主として国産の旬のものを使用しています。感染症対策として、給食では一部の生徒は教室での喫食、食堂の座席配置の工夫をしていましたが、7月より全員食堂での喫食になりました。食育としては、チャレンジ給食や日本の郷土料理、世界の料理、行事食を実施しています。当日の給食時間には、栄養士より説明をおこないます。
 安全・安心でおいしい給食・寄宿舎食を目指して調理していきます。今後も給食・寄宿舎食への御理解・御協力をお願いいたします。
文責:知念
 
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