「文化の秋、芸術の秋、実りの秋」
副校長 西村 みゆき
10月は暦の上では「秋」が深まる頃ですが、今年は10月になっても日中25℃以上の「夏日」となる日もあり、なかなか「秋」を感じることができずにいました。しかし、先日、飯田橋駅から学校まで歩いていると、風が運んでくる金木犀(キンモクセイ)の香りに気付きました。黄色い小さな花が満開です。植物たちはしっかりと季節に応じて花を咲かせ、視覚的にも香りでも私たちに「秋」を感じさせてくれます。
本校は二期制のため10月10日(火)に後期始業式を迎えました。普通科生・専攻科生共に3年生は卒業まで、あと半年となります。今までの学習成果を十分に発揮し、希望の進路実現に向けてラストスパートです。また、1・2年生も卒業後のなりたい自分のイメージをしっかりもって、意欲的に学習を取り組んでいただきたいと思います。
さて、11月3日(金)文化の日は、文化祭「六ツ星祭」が開催されます。前回は、コロナ禍ということもあり、生徒たちは各団体の舞台発表を教室にてオンラインで視聴しました。今年は、4年ぶりに来校者をお招きしての開催です。今年の「六ツ星祭」テーマは、「みんなで切り拓こう!笑顔輝く六ツ星祭2023」です。実行委員の生徒たちは、みな、本校の文化祭の経験がありません。試行錯誤しつつ、みんなが楽しめる「六ツ星祭」をつくりあげるために頑張っています。なお、今年度、本校では、様々な行事を段階的に進めています。
御来校での参観者は本校在校生御家族、本校卒業生とその御家族、事前に案内状をお渡しした御来賓の方に限定しております。卒業生の皆様、地域の皆様、保護者の皆様の御理解・御協力をどうぞよろしくお願いいたします。
本校ホームページに、生徒の美術作品展示サイト「
BAM(BunkyoSB ART MUSEUM)」を設けました。是非、御覧いただけたらと思います。右下のQRコードを読みとってください。
<普通科>
9月29日(金)から30日(土)まで、2年生を対象とした一泊二日宿泊防災訓練がありました。今年度は普通科のみの参加でしたが、消火器訓練をしたり、講演を聞いたり、段ボールで簡易トイレやベッドを作ったりと、様々な体験ができました。夜は普段授業をしている教室に泊まるという、なかなかできない貴重な経験ができました。この経験を、災害時に活かしてほしいと思います。
10月10日(火)から後期が始まりました。前期末の終業式で生徒それぞれに通知表を渡して、個人面談をしました。前期の反省を生かして後期も頑張ってほしいと思います。後期は文化祭があります。展示や舞台発表の準備など、事前準備も佳境に入ってきています。思い出に残る文化祭にできるよう、それぞれ頑張っていきましょう。
文責:粕谷
<寄宿舎>
夏季休業中の活動を御紹介します。8月24日に寄宿舎夏の活動を行いました。午前の部は、多目的ホールに参加者が集まり、「ハッピーライブ」を開催しました。ピアノやギターの演奏、ダンスやカラオケ、お笑いのネタなどそれぞれが得意なことを発表しました。午後の部は、東京文京ライオンズクラブさんの御紹介で、アメリカ出身の父娘バンド「ハート・トゥ・ハート」さんをお招きして、体育館でコンサートを行いました。舎生から演奏して欲しい曲目を募り、当日はリクエストした曲の「ウィーアーザワールド」も演奏してくれました。1時間を超える演奏はあっという間に終了し、大きな拍手が沸き起こりました。発表をしたり、見たりすることで友達の好きなことや得意なことを知り親交を深めるきっかけとなったり、午後の音楽鑑賞では本格的な演奏のもと国内外の様々な音楽に触れることができ、充実した一日を過ごすことができました。
文責:宇山
<教育相談部>
本校では視覚障害教育の理解啓発を目的に例年学校公開を実施しています。今年度は秋晴れの10月14日(土)に約30名の見学者をお迎えして実施しました。
初めに普通科・専攻科(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の職業課程)に分かれて分科会を行い、各科の教育内容や視覚に障害のある生徒に対する指導の工夫、進路の状況などについて説明しました。続いて、授業見学を行いました。
普通科の見学では、体育で大きなバルーンを使った活動や、生徒の製作した美術作品の鑑賞、その他、国語・数学・英語などの教科学習を見学していただきました。また、画面の文字を音声化するソフトを活用したPC操作の実演などを行いました。
専攻科には保健理療科(あん摩マッサージ指圧師養成課程)と理療科(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師養成課程)の2課程があります。見学では各科各学年ごとに座学やあん摩・鍼などの実技に取り組む様子を見学していただきました。また、解剖学の指導に活用する各種の模型や、外来患者を対象に行う臨床実習の施設なども見学していただきました。
今年度はコロナ禍で様々な制限があった昨年とは異なり、久しぶりに参集型で実施することができました。来校された皆様も間近で見学することで、学習に真剣に取り組む生徒の息づかいや熱のようなものを感じていただけたのではないでしょうか。
学校ではこれからも地域の皆様、支援をしてくださる皆様と触れ合う機会を積極的に設け、視覚障害教育の理解啓発に取り組んでまいります。引き続き御支援をよろしくお願いします。
文責:青木
お問い合わせは以下の電話番号へ
「入学について」「見え方など」様々なご相談、ご質問は代表電話へ
03(3811)5714
(特別支援教育コーディネーターまたは副校長)