「 昴にかける想い(着任の御挨拶) 」
校長 安田 咲登子
開花を待ち望んだ桜の花が満開の時期を迎えました。御進級・御入学を心よりお慶び申し上げます。本校では、普通科1年生12名、専攻科1年生5名の計17 名の新入生を迎え、気持ちも新たに令和6年度がスタートしました。なお、教職員につきましては、山岸校長先生をはじめ、20名が退職・転出等により本校を離れ、19名が転入・採用等により本校に着任いたしました。特に、退職・転出者に代わりまして、在任中に賜りました御厚情に、厚く御礼申し上げます。
私は、4月1日付で校長に着任いたしました、安田 咲登子(やすだ さとこ)と申します。都立特別支援学校の中でもっとも長い歴史と伝統を有する本校への着任に、身の引き締まる思いでございます。これまでの歴史と伝統をしっかりと引き継ぐとともに、教育活動の更なる改善・充実を図り、生徒の健やかな成長、そして、一人一人の希望進路の実現のために、力を尽くしてまいる所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、原稿を書くにあたり、学校便りの名前はなぜ「昴(すばる)」になったのかを調べてみました。
「昴」はおうし座にあるプレアデス星団の日本名で、「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれ、点字の6点を象徴する意味も含んでいます。「古事記」や「万葉集」が書かれた遠い昔から日本人に親しまれてきた星です。読みの語源は「統べる(すべる)」に由来すると言われ、たくさんの星がまとまって輝くように見える様子から「まとまって一つになる」という意味があります。生徒の夢や願いが、保護者や地域の皆様、学校関係者や社会の願いと重なって一つの形を作っていく、そのための情報発信の機会となることを願い、学校便りの名前となったそうです。この由来を知り、とても素敵な名前だと感じました。
この名のとおり様々な人の力を合わせて、生徒の皆さんが輝く学校にしていきたいと思います。
保護者・御家族の皆様方はもとより、地域の皆様方、関係機関の皆様方には、ますますの御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。