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第12号 令和4年3月18日

学校便り 「昴(すばる)」
令和4年3月18日 第12号 通算第72号
東京都立文京盲学校 校長 木村利男

[設置学科]
普通科(高等学校に準ずる教育等)
専攻科(保健理療科・理療科)

「卒業・修了を迎えるみなさんへ」

校長 木村 利男

 本日、3月18日(金)は、高等部普通科・専攻科の卒業式です。
 普通科卒業生14名、専攻科卒業生7名の皆さん、御卒業おめでとうございます。
 普通科卒業生の皆さんは、12年間の学校生活を終え、これから社会へと羽ばたいていきます。学校生活の中で、仲間を見付け、互いに支え合う関係・絆を作り、夢や希望をもち、それを実現するために努力を積み重ねてきました。
 昨年、今年と、コロナの影響で多くの行事が延期や中止となりました。とりわけ、普通科卒業生の皆さんと一緒に北陸方面へ修学旅行に行くことができず、本当に残念でした。そうした中において、皆さんは、希望する進路の実現に向け、様々な体験や実習に頑張って取り組みました。これからは、本校で学んだことを土台として、「笑顔」と「思いやり」の気持ちを大切にして、それぞれの道をしっかりと歩んでいってください。応援しています。
 専攻科卒業生の皆さんは、立派な施術者になるために本校へ入学し、3年間一生懸命勉学に励み、国家試験にチャレンジしました。一昨年に続きコロナの影響はありましたが、今年は、臨床実習において、感染症対策の徹底を図りながら、外部患者さんを施術することができました。緊張しながらも、丁寧に患者さんに向き合う姿が印象的でした。常に患者さんに寄り添い、コミュニケーションを大事に、自分に自信をもって、今後、活躍されることを期待しています。
 さて、文京盲学校の皆さん、今、時代が目まぐるしく変化しているように思います。その渦中にいると、時代の節目だということに気付くことができず、その後何年か経ち、実はあの時が時代の変換期だったと知ることになるかもしれません。まさにコロナ禍により様々な場面における対応が大きく変化してきています。変化はいつの時代にも起こり、今に始まったことではありません。いつの時代においても、生き残るのは「強いもの」ではなく、「変化に対応できるもの」と言われています。常に変化に敏感に対応し、未来志向で行動していきましょう。目の前にある壁やハードルを新しい扉や目標として位置づけ、扉を開け、ハードルを越えた先に、これまで見えなかった世界が開けていると信じて取り組んでいきましょう。
 夢をもち、日々、夢を実現するために努力をしてください。夢は見るものではなく、かなえるものです。夢は思っているだけではかないません。自ら行動することが必要です。さあ、一歩踏み出して夢の実現に向け、コツコツ頑張っていきましょう。周りの方々は必ず応援してくれます。
 「誰もがみな人生の主人公、一歩一歩確実に、進んでいきましょう!!!」
 卒業・修了おめでとう。一年間ありがとうございました。

<普通科>

 3年生の皆さん、御卒業おめでとうございます。今年度の3年生は、新型コロナウイルス感染症の流行により2・3年次は様々な制限がある中での学校生活でしたが、明るく元気に活動してきました。11月の六ツ星祭や2月の校外学習では、全員そろって参加してよい思い出を作ることができました。3月に卒業制作のひとつとしてアルバムを作成しました。生徒たちは写真選びや装飾の作業をしながら、懐かしそうに当時のことを思い出してはしゃいでいました。入学時はまだ幼さの残る顔つきで、少し頼りなさもありましたが、今は大人びて、頼れる先輩になりました。高校生活では楽しいことや辛いことなど、様々な経験をしたと思います。それらを糧にして、これからの新生活を頑張ってください。応援しています。 文責 大谷                           

<専攻科>

 3年生の皆さん、御卒業おめでとうございます。3年間の学習、技術の習得、国家試験までの道のり、本当にお疲れ様でした。振り返ればたくさんの出来事が思い出されます。患者実習を終えた後の皆さんの表情はさっぱりとしていて、とても達成感に溢れていました。国家試験の発表は3月25日の午後2時です。卒業生7名、吉報を期待しています。
 1・2年生は3月22日に、到達度試験に臨みます。1年間の学習成果を客観的な視点で確認できるよき機会になるよう、学習を進めてください。3年生の背中をみてきた在校生。文京盲のよい伝統を引き継げるよう、新学年でも頑張っていきましょう。専攻科教員もできる限りの指導をしていきます。患者実習等に御協力いただきました地域の方々、保護者の皆様には大変感謝いたします。1年間ありがとうございました。 文責 伊藤

<寄宿舎>

 今年度、寄宿舎は34名が入舎しました。巣立つ舎生は、普通科3年生10名です。学校生活の大半が、新型コロナウイルス感染症による制限のある寄宿舎生活でしたが、唯一1年生の時に、舎生同士の交流の盛んな時期を経験した貴重な存在でした。できなくなったことが「新しい生活様式」として定着しつつある中で、工夫して行事をやりたいという声をあげて実現させてくれたのは3年生でした。これから先、3年生の姿を1、2年生がしっかりと受け継ぎ、新たな寄宿舎生活を作り上げてくれることに期待しています。
 今年度は、運営委員5名が舎生活の充実を目指し、活躍してくれました。運営委員主催行事、起床音楽放送、月毎の誕生者紹介など、みんなからの意見を実現させ来年度の運営委員にバトンタッチします。みなさん、卒業・修了おめでとう! 文責 櫛田                 

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