築地本願寺の経営であった盲人技術盲学校、都立に移管されてからの都立築地盲学校、そして文京区に移ってから現在に至る都立文京盲学校と、改名されるたびに校歌も3回変わってきました。
現在の「文京盲学校校歌」は昭和44年に、創立60周年を記念し、新校旗と共に制定されたものです。当時の宮崎糾(ただし)校長が詩人の原田重久氏に作詞を依頼しました。また、当時PTA会長鈴木勇氏が作曲家の団伊玖磨氏と顔見知りであったことから、縁があって団伊玖磨氏に作曲を依頼したというエピソードが残っています。
都立文京盲学校校歌
作詞 原田 重久
作曲 団 伊玖磨
1
むさし野の はてなんかなた
さわやかに 富士はほほえみ
かぎりなき ねがいをこめて
しあわせと 希望に生きる
まなびやの 窓はひらくよ
まなびやの 窓はひらくよ
2
灼けつく日 凍てつく夜の
風雪に 耐えてのびゆく
うつくしき グンナイ・フウロ
愛の灯を こころにともし
六つ星は 花とかがやく
六つ星は 花とかがやく
3
栄光の 歴史をほこる
かぐわしき 理想の園に
よき友と よき師をもちて
ともどもに 励むあけくれ
文京の 空は晴れたり
文京の 空は晴れたり
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