現在の校舎は平成12年12月に竣工しました。その主な施設について紹介します。
1 校舎全景
地上6階、地下2階建の校舎です。
校舎外観
2 地下2階(体育館関連エリア)
1.体育館(アリーナ)
フロアーバレーボール、ゴールボール等の視覚障害者用の球技に対応した、各競技用ラインに工夫をしました。壁面にはぶつかってもけがをしないように、厚手の防護マットを設置しました。また、扉の取っ手が防護マットよりもでっぱらないように工夫しました。
体育館(アリーナ)
3 地下1階(臨床実習関連エリア)
1.機能訓練スペース
運動療法、作業療法、水治療法等の目的別にスペースを分け、それぞれに専門の機器を設置しました。
運動機能訓練室
2.臨床実習スペース
実習にご協力いただいている患者の方々の利便性も考慮し、待合いコーナーや予診室を設けました。また、廊下を含めたスペース内にBGMシステムを採用し、リラクゼーション効果を高めるようにしました。
待合いコーナー
第1臨床室
3.検査スペース
恒温恒湿・防音シールドの設備をもった検査室を設置し、検査機能の充実を図りました。
4 1階(共有部分)
1.パソコン室
視覚障害者用のソフトや機器を設置し、視覚障害者のパソコンの使用環境を整えました。
パソコン室
2.図書室
個人用の閲覧スペースも含め、限られたスペースで様々な利用形態に対応できるよう設備・備品の配置に工夫しました。図書室内に、防音性を高めた対面朗読室を2室設け、リーディングサービスのためのスペースを確保しました。
図書室
3.グラウンド
グラウンドは全面人工芝とし、けがの防止、砂ぼこり対策に努めました。グランドソフトボール等の視覚障害者用の球技に対応したものとなっています。
グラウンド
5 2階(専攻科エリア)
1.ホームベース
生徒の自主性・協調性・積極性を育てるために、保健理療科・理療科のホームベースを設けました。
保健理療科ホームベース
2.講義室
各講義科目を円滑に学習できるよう4つの講義室を設け、第1講義室には特別授業に活用できるAVシステムを設置しました。
第1講義室
3.特別教室
解剖学、生理学等の実習・実験に対応した施設・設備の充実を図りました。また、あん摩マッサージ指圧実技、はり実技、きゅう実技実習のための各実習室を設け、専門実技実習のための環境を整えました。
実習室
6 3階(普通科エリア)
1.普通科ホームベース、各教科教室
ホームベースをもつ教科センター方式の教室配置にしました。各教科の部屋には、必要な資料や教材が備えられています。生徒は授業ごとにホームベースから各教室へ移動します。ホームベースでは、学年やクラスの壁を取り払い、生徒が自由に交流できるようになっています。
2.音楽室
音楽準備室に放送室の機能をもたせました。音楽室のとなりには、ステージを兼ねた邦楽室を設けました。
音楽室
7 4・5階(寄宿舎エリア)
1.居室、ホール
プライバシーを確保し、同時にリラクゼーションが十分に行われるよう配慮した居室を設置しました。また、集団の中でお互いが学びあえる場として、舎生ホール・多目的ホール等を設置しました。
居室
多目的ホール
2.生活実習室
社会的・精神的な自立を目指して、日常生活の訓練を行うために、生活実習室を4階に設置しました。
生活実習室
3.緑化庭園、応接室
ゆとりある空間と安全に配慮した環境の中で、心身ともに豊かな生活が送れるように、緑化庭園、応接室を4階に設置しました。
8 5階(食堂)
1.食堂
BGMシステムを設置し、明るく楽しい雰囲気の中で食事がとれるよう工夫しました。
食堂
2.厨房
衛生面に配慮した厨房機器を整備しました。また、床面をドライ方式とし、食中毒の防止に配慮しました。
3.屋上菜園
重複障害者の農作業の授業のために、屋上に菜園を設置しました。
9 6階(プール)
1.プール
弱視者にもわかりやすいように、コースラインの色や引き方を工夫しました。また、5mラインの部分に発泡装置を付け、壁面までの距離をわかりやすくしました。監視室や採暖室を設け、安全の確保にも努めました。
プール